TECHNOLOGY

技術紹介

HybridICE

冷凍から冷蔵まで
次世代の製氷技術で
氷をカスタマイズする時代へ

従来「不凍液」ともみなされていた高濃度塩水。その23.5%という高濃度塩水による製氷が可能な「ハイブリッドアイス」。この次世代の製氷技術では、製氷に使用する原水の濃度を調節することで、冷凍から冷蔵温度帯まで用途に応じた氷を製造する事が可能です。

CONTROL

ドライな雪状から泥状まで
温度・形状が自由自在

ドライな雪状から流動性の高い泥状まで、氷の状態を自在にコントロールすることが可能な「ハイブリッドアイス」。氷率調整も自由自在なため、スピーディな魚体冷却はもちろん魚種ごとに要求される繊細な温度や塩分濃度の微調整など、あらゆるシーンでその力を発揮します。

HybridICEが持つ2つの特徴

  • 超低温製氷

    超低温製氷

    製氷の際に使用する液体の成分を変えることで、さらに超低温のハイブリッドアイスを製氷することも可能です。

  • 特許取得

    特許取得

    ハイブリッドアイスの技術に関して、FrostiX社は、氷、冷媒、氷の製造方法、及び被冷却物の製造方法について特許を保有しています。【特許6175168】

SCENE

様々な利用シーンでの活用例

  • 急速凍結

    ハイスピード凍結による
    最適な品質保持。

    新鮮な状態をそのまま閉じ込める「ハイブリッドアイス」。この革新的な技術は、食品業界から医療分野、そして精密機器製造に至るまで幅広い分野にわたって新たな可能性を切り拓きます。例えば、漁業では獲れたての魚介類の船上凍結や、魚の種類ごとに応じた最適な温度での輸送に。医療分野では薬品の保存や輸送においての精確な温度管理に。精密機器製造では熱に敏感な部品の変形や損傷の防止に。ハイブリッドアイスのハイスピード凍結は、高度な品質管理を支える鍵となり各業界の発展に貢献していきます。

  • 急速冷蔵

    HybridICEで実現する
    コールドチェーンの革新。

    コールドチェーンにおいて重要な役割を果たす、ハイブリッドアイスの急速冷蔵。鮮度維持や混載管理、超低温輸送の実現により、様々な冷凍商品の輸送先や輸送量に応じた最適なコールドチェーンの提案が可能に。この革新的な冷却ソリューションは、効率の良い冷却プロセスを実現することで、エネルギーコストの削減や低電力化へと繋がります。ハイブリッドアイスは、これからのコールドチェーンの新しいスタンダードとして各業界の品質保持と持続可能性を向上させるための基盤を築きます。